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吉岡幸雄が選んだ今月の色
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「染司よしおか」五代目当主、吉岡幸雄氏に毎月、日本の色にまつわる様々なお話をしていただくコーナーです。紫紅社特製カレンダー付き壁紙とともに、毎月月末に更新の予定です。

5月 紫の物語

吉岡幸雄著『源氏物語の色辞典』より

『源氏物語』に一貫している色といえば「紫」があげられる。

平安京の政治の場は大内裏 (だいだいり)という、今でいえば皇居と霞が関が一緒になったような一帯だった。その中で、天皇の住まいを内裏とよび、右近の橘、左近の桜が配された南の庭をもつ紫宸殿 (ししんでん)が建ち、天皇が鎮座する高御座 (たかみくら)は紫の布で覆われている。

天皇や皇后をはじめ、女御、更衣たちが住まう後宮へは、建物や渡廊でつながっている。建物はそれぞれ弘徽殿 (こきでん)淑景舎 (しげいしゃ)飛香舎 (ひこうしゃ)という正式な名称のほかに、壺、つまり中庭に咲く花にちなんで、桐壺、藤壺、梅壺と呼ばれるものもあった。

桐も藤も花は紫色であるし「若紫」の帖に登場する可憐な少女、光源氏がもっとも愛するのちの紫の上が登場するところを見ても、この物語のなかに脈々と流れる色は紫と言えるようである。

『源氏物語』はまさしく「紫」の物語である。

※続きは紫紅社刊『源氏物語の色辞典』にてどうぞ。吉岡幸雄直筆サイン入りの本もございます。

源氏物語の色辞典』中身紹介動画

5月カレンダー付き壁紙

紫紅社刊『王朝のかさね色辞典』より、植物染めによる「藤の色」を壁紙にしました (染色: 染司よしおか)。

カレンダー付き壁紙サンプル画像

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王朝のかさね色辞典』中身紹介動画

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