「源氏物語」の色辞典
吉岡 幸雄 著
「源氏物語」は「紫」のものがたり
『源氏物語』に一貫している色といえば「紫」があげられる。
平安京の政治の場は
天皇や皇后をはじめ、女御、更衣たちが住まう後宮へは、建物や渡廊でつながっている。建物はそれぞれ
桐も藤も花は紫色であるし「若紫」の帖に登場する可憐な少女、光源氏がもっとも愛するのちの紫の上が登場するところを見ても、この物語のなかに脈々と流れる色は紫と言えるようである。
『源氏物語』はまさしく「紫」の物語である。
※続きは紫紅社刊『源氏物語の色辞典』にてどうぞ。
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紫紅社刊『王朝のかさね色辞典』より植物染めによる「藤の色」を壁紙にしました (染色: 染司よしおか)。

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