矢立
俵コレクション

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矢立 基本情報
商品コード | 9784763615459 |
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著者 | 俵正市 |
出版社 | 京都書院 |
税込価格 | 1,100円 |
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備考 | 古い書籍のため表紙に若干のヨゴレやイタミがあります。 |
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『矢立』について
誰が、どのような場面で使ったのかを想像していると、その思いは尽きることがない。
「矢立」(やたて) とは、墨壷と、筆を収納する部分とからなる、携帯用の筆記具で鎌倉時代から使われていたとされている。本書は、兵庫県芦屋市の俵美術館に収蔵されている1500点にのぼる矢立のコレクションの中から、優品270余点を厳選、オールカラーで紹介。矢立は、我々の父祖の時代までは身近な文房具であった。初めは実用本位だったが、時代を経るうちに、様々な工芸技術を尽くした美術的価値の高いものが作られるようになっていった。いずれも機能的でありながら、斬新な意匠、美しい装飾がほどこされ、往事の職人の心意気が感じられる。
「はじめに」(俵 正市) より抜粋
昔、武士が戦場に赴くときに、矢を立てて背に負って行った武具を箙 (えびら) といった。この箙の下部に抽出し (ひきだし) をもうけるなどして小さな硯 (すずり) を入れていた。この硯のことを「矢立ての硯」と呼んでいたのを、つづめて「矢立」といいならわすようになった。そして、それが携帯に便利なように工夫され、墨壷と筆入れに置き換えられた後も矢立と呼んでいるのである。
- 矢立の生い立ち
- 矢立を使った人々
- 矢立の素材
- 矢立の型
- 矢立の装飾技法
- 変わり矢立
- 旅道具の種々
- 図版リスト
- Introduction
- List of Plates
言語 | 日本語 (英文概説・目録付き) |
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装丁 | 文庫版 |
ページ数 | 256ページ |
本のサイズ | 14.8 x 10.5 x 1.4cm / 0.21kg |
ISBN-10 | 4763615459 |
ISBN-13 | 9784763615459 |
英名 | Tawara Collection: Yatate |
英語表記 | Summary and list of plates in English included |