日英対訳
想い出のサダコ
Memories of Sadako

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想い出のサダコ 基本情報
商品コード | 9784794603531 |
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著者 | 大倉記代 (著)、宮本慶子 (訳)、スティーブン・リーパー (監訳)、夜川けんたろう (挿絵) |
出版社 | IBCパブリッシング |
税込価格 | 1,650円 |
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『想い出のサダコ』について
戦争の残虐性、そして生きることへの希望を心に刻む物語。日英対訳、英文朗読オーディオCD付。
広島の「原爆の子の像」には、世界中から平和を願って、千羽鶴が届けられています。その「原爆の子の像」のモデル、佐々木禎子さんは2歳の時に広島で被爆し、12歳で白血病を発症。祈りをこめて折り鶴を折りながら短い生涯を閉じました。同じ病室で闘病生活を送った大倉記代さんが、禎子さんとの思い出を綴った本書は、「短かった命の輝き」を感じながら、平和への思いを優しく柔らかに奮い立たせてくれます。戦後70年。永遠に読み継がれてゆくべき名作を日英対訳で。
【裏表紙の内容紹介より】
“原爆の子の像” のモデル・佐々木禎子と三か月間病室を共にした著者・大倉記代。当時14歳の少女・記代の目に映ったサダコは、明るく活発でちょっぴり背伸びしたい12歳の少女だった —折り鶴の“伝説”だけではない素顔のサダコの貴重な記録。そこに、記憶の扉をそっと開けたような夜川けんたろうのやわらかな絵が、サダコの心象風景を描き出す。当時のサダコの「痛みを何一つ感じ取ることができなかった」自分を「恥ずかしい」と思い、語ることは「苦痛」とこれまで拒んできた著者が、被爆60年を機に、サダコの想い出を綴った名作。“素顔” を知ればなお、思春期 —さらに輝ける季節— の入口で絶たれた命を悔しく思わずにいられない。
- The First Encounter
出会い - An Idol
アイドル - Hospital as Playground
病院中が遊び場だった - Yuki—#8217s Death
ゆきちゃんの死 - Never Again the Atomic Bomb
原爆を許すまじ - One Thousand Paper Cranes
千羽鶴 - Entering Adolescence
思春期の入り口に立つ - To the Starry Heavens
星空へ
- Epilogue
その後 - Afterword
あとがき - Sadako and Kiyo
禎子ちゃんと記代さん - About Sadako
禎子ちゃんについて - About Kiyo Okura
大倉記代さんについて - Sadako In the World
世界中で愛されるサダコ
大倉記代 (おおくら きよ)
1941年広島県生まれ。4歳の時、爆心地より3.3キロの地点で被爆。母親と2人、夏掛けを頭に被って防空壕に向かう。夏掛けには黒い雨の跡が点々とあったという。1954年12月、肺浸潤で広島日赤病院に入院。翌年6月、禎子と同室となる。8月末退院。その後、上京し高等学校図書館司書となる。2008年6月、東京にて逝去。
夜川けんたろう (よかわ けんたろう)
画家。1968年東京生まれ。日大芸術学部美術学科卒。1993年イタリア・ベネツィア美術アカデミア入学。1996年ベネツィア・アトリエ・アペルト版画工房に移る。イタリア・日本での個展多数。『あの日見たこと』、『小さな木の実ノート』(よも出版刊) などで装幀、挿絵を手がける。
言語 | 日本語・英語 |
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ページ数 | 128ページ |
本のサイズ | 188 x 133cm |
ISBN-13 | 9784794603531 |