The Book of Tea
『The Book of Tea』について
明治に活躍した国際人、岡倉天心『茶の本』の英文原書。
幕末の横浜に生まれた岡倉天心 (本名: 岡倉覚三) は貿易商の父のもとで早くから英語に親しみ、国際人として育つ。東京開成学校 (後の東京大学) でフェノロサに学び、助手兼通訳として日本全国の古美術調査に帯同した天心は、文明開化の余波で衰退しつつあった仏教美術の保護に力を注ぐ。東京美術学校 (現在の東京芸術大学) や日本美術院を創設し、新日本美術運動の中心的存在となった天心は今から100年前の時代に流暢な英語を操り本書を上梓。ユーモアすら交えながら茶道の何たるかを詳解し、日本と東洋の美意識を西欧に向けて説いた本書は先んじて世に出た『武士道』とともに、当時欧米の知識層が東洋と日本の価値観を理解する重要な手がかりとされた。1906年ニューヨークにて初版刊行。
- The Cup of Humanity
- The Schools of Tea
- Taoism and Zennism
- The Tea-Room
- Art Appreciation
- Flowers
- Tea-Masters
言語 |
英語 |
装丁 |
Paperback |
ページ数 |
116ページ |
本のサイズ |
19 x 13.8 x 0.9cm / 0.1kg |
ISBN-13 |
9781933330174 |